| 「亜細亜くいだおれ」 October 12,1999 | |||
| ロコモコ、ハワイの朝ごはん | |||
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ハワイの朝ごはんといえばロコモコ。なぜなら名前がかわいいから。うそ。でもホントは本当。だって耳にも心地いい。ロコモコ。そしてその正体は、単なる野蛮な朝ごはん。 プラスチックのラーメン丼に、やわらかめのホカホカごはんを山盛り。上にどでかいハンバーグパティをのせて、うす茶色のグレイビーソースをたっぷりかける。さらにその上には目玉焼きが2個。卵の調理法はすきに指定できるが、基本は目玉焼きだ。ちなみに今回撮影したロコモコは、すべて「オーバーイージー」(両面焼き)で注文している。 ロコモコは、通常ドライブインで食べる。 私の感覚だと日本のファミレスに近いけど、ドライブインは現地の人にとってもう少し身近な存在。朝ごはんの時間帯は、常に家族連れでいっぱいだ。とくに休日の朝。香港の飲茶のように新聞を抱えた人たちで混雑している。もっとも全員がここでロコモコを食べるわけではなく、現地での人気メニューは「local Breakfast」(卵2個とごはん。それにベーコン、スパム、ポルトガル風ソーセージのいずれかがつく)。4人で出かけて全員がロコモコを注文するのは、まず観光客に間違いない。そしてそれは私である。 見た目通り味も相当に野蛮。だからこそおいしいんだけど。ロコモコ。朝っぱらからどでかいハンバーグを食べる習慣がない私には、ある意味厳しいメニューともいえる。前日から体調を整えて、とにかく早起きしないことには食べられないもんね。それでもどうにかして食べたいので、逆にいえば健康メニューなのかも。 でも、そんなハワイのロコモコ事情がすこし変わってきている。 最初のきっかけは、数年前にオープンした「カカアコキッチン」。高級レストランが営業する店だけあって、ドライブインに比べると恐ろしく洗練されたロコモコが食べられる。丼でなく、しかも器はプレート。盛りも普通で、小食な私でも一皿ぺろりだ。さらに(ここが肝心)、相当にうまい。 そして、つい最近アラモアナセンターのリバティハウス内にオープンした「パイナップルルーム」では、ハワイ随一の人気シェフによる高級ロコモコが登場。 背筋を伸ばしてフォーク&ナイフでいただく一皿。クラシックスタイルとタイスタイルの2種類があり、確かにどちらもうなるほどうまい。とにかく繊細な味のロコモコ。故郷ハワイを愛するアラン・ウォンならではのオリジナルメニューに、新しもの好きのローカルたちが、こぞってロコモコ(だけじゃないけどね)を食べに訪れて現在は毎日早朝から満員御礼状態。アラン・ウォン自身も朝から厨房に立ち、ロコモコ作りに腕をふるっている。 そう、アラン・ウォンのロコモコは確かにおいしい。でも実は、ロコモコ道にはすこし反する気も否めない私。人間ってなんだかとっても贅沢だなと、我ながら思う昨今だ。 さて、ハワイの人がなんでまたこの丼めしを食べるようになったのか、その歴史については現在調査中。その野蛮加減はもとより名前の響きがすきなので、今後も出張中の朝ごはんは出来る限りきっとロコモコ。 もっと気軽に食べられるよう、ホテルの朝食メニューにもぜひ追加して欲しいような。でもやっぱりして欲しくないようなすこし複雑な心境。各ホテル特製ロコモコ、ああだけど、魅力的な響きだわ。ハワイホテル関係者のみなさま、ぜひともお願いいたします。 ![]() ![]() ![]() ![]()
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