8/9/2002

「エスプレッソキャラメル」


げんこまとめて、午後メール。やっと一段落。

夕方、書籍の本文イラスト打ち合わせ。今回イラストは、柿崎こうこさんが描いてくらさることになりました。デザインと装丁は、原条令子さんが担当です。そして表紙の紙はPPにするか、マットPPにするかで検討中。これは紙の種類の名前なんだけど、なんかいろいろ勉強になって新鮮す。

仮タイトルは、やっぱ変わるらしいのす。第二弾仮タイトルは『香港&&&&×◎◎』だそーです。5日の日記で紹介した第一弾は、営業のしととの会議で、「万人にはちょっとわかりにくい」という理由で却下。ということになり。わたしとしてはそんなに売れなくても、お好きなしとだけ読んでくれれば、という気持ちですが商売となるとそうもいかないらしい。って当たり前か。

第一弾の「▲▲▲▲」という形容詞が、「抽象的である」と判断されたようす。書く方としては、ちょっとわかりにくいくらいのほうが楽しい気がするんだけど、取次ぎや本屋さんなど「現場を知るしと」の意見を聞くと、「なるほど」といろいろ納得するです。決定したら、伏字を解除します。忙しくなると腱鞘炎がしどくなって右腕が動かなくなるので時々泣きそーだけど、発見がたくさんあるので、気持ちだけはわくわくしてます。

しかし、本のタイトルって、すごく大事らしい。これは売るための第一条件だって。極端なはなし、タイトルだけでそこそこ売れる場合もあるそーだ。うーむ、それもすごいなす。ベローチェでコーヒーとケーキしながら、そゆ新しい発見ばなし多数で、さんざん盛り上がってしまったわたしたちです。しかし、冷房が、香港なみだった。

マチコちゃんから電話。チャコちゃんからの伝言。

それが高校からだったのか大学からだったのか、もうすっかり忘れちったんだけど(本人から聞いてるはずなんだが)、とにかく、学生んときからずっーーーとニューヨークへ行ったきりになっていた幼なじみのチャコちゃんが、結婚した相手の都合で、東京住まいになってるそーだ。最近、子供も生まれたんだって。ちーとも知らなかった。

まだ香港にいた1997年の2月だか3月、女性情報誌の取材でニューヨークへ行ったとき、現地で会ったきり。たしか。

2週間だかの仕事中、おれがずっと泊まっていた57丁目のコンドまで、チャコちゃんは会社帰りに会いに寄ってくれ、近所のカフェで一緒にビスコッティとハーブティーをして楽しんだのでした。ホントにちびっこのみにみにサイズだった頃しか知らないようなチョー幼なじみで、なのにいきなりニューヨークで会ったらふたりともおとなになってて、なんてゆーか、すげ、不思議だったです。

仕事の最終日。午前中の取材を終えた後、お昼すぎから夕方まで数時間だけオフをもらって、電話で聞いて細かくメモした紙を片手に、地下鉄で、チャコちゃんのアパートへしとりでふらりと遊びにでかけた。

190丁目の駅からアパートまでは、歩いて10分ほど。周囲はジューイッシュのしとたちがたくさん住むエリアで、おれの顔がオリエンタルとかいうより、着てる洋服がまるきり違うもんだから、自分がここではとーっても外国人であることを実感。日本や香港では普段そゆ日常ではないもんで、よい体験になりました。アパートのおへやでは手作りランチをごちそーしてもらい、一緒にハドソン・リバー沿いの公園をクロイスターズまでとことことこと歩いて。あのあたりはホントに景色がいぐって、気持ちいがったぁ。チャコちゃんは、「この風景を見せたかったんだー」っていった。うんうん、うれしかったよー。

クロイスターズは、中庭の木漏れ日もきれいかったけど、美術館が所蔵する代表作の「囚われたユニコーン」が、おれ、ことのほか気に入って。ホワイトミノックスにイルフォードの400をつめて、ぱしぱし写真も撮りました。当時おれはまだインターネットって何? ってくらいPCに関しては超初心者で、従弟のTP240かなんかを借りてモバイルしてて、とにかくメールチェックがやっと。しかも、カメラはアナログだけだった。確か、ニフのアドレス使って、コンピュサーブ経由で接続したのら。魔窟のどこかを探せば、セピアなモノクロ写真が出てくるはずだ。もう5年半前になるのか。PCはすでに4代目。ぜんぶThink Pad。ずぅっと同じB5。おれも保守派だな。

CD「香港うし日記」でたまに出てくる「ストロベリーキウイティー」は、そのときチャコちゃん家の冷蔵庫に冷えていた、彼女から教えてもらったフルーツフレーバードティー。酸味と、きれいな赤い色とが気に入って、コンドの近くのスーパーでしこたま買ってきたんだけど、香港へ戻ってみたらパークン・ショップ(香港のスーパー)でもふつーに売ってて、ちょとうれしかった。

こういうの、記憶が繋がるとおもしろいなー、不思議な感じ。ん、どっかにあんとき一個だけ余ったトークンがある気がしる。もう使ってないんだよね。確か。あんとき「そろそろなくなる」って聞いて、持って帰ってきたような。おれって、なんか、つくづく思い出のしとだ。

なんてことを、マチコちゃんと電話で話しながら思い出しました。というのも、もともとチャコママとマチコちゃんが幼なじみで、ちびっこの頃から同級生だったって話で。というわけで、チャコちゃんの近況と「会いたがってる」というその伝言は、マチコちゃんを通じてやってきたのでした。

メルアドを聞かれたので、マチコちゃんに電話で伝えたのですが、「×◎▲、アットマーク、※◇+、ドット、トじゃなくてド、ドット。続けて、エヌ、イー、ドット、ジェー、ピー」とか何度も繰り返しながら「マチコちゃんはやっぱり、カタカナでメモを取ってんだろうなぁ」とか想像したら、吹き出しそーになりました。


げろまずでしたー


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